年に一度のスタインウェイを弾ける日。
28日(日)はピアノの発表会でした。
極度の上がり症の私が毎年ステージに立つのも、
このスタインウェイに会うため・・・と言っても過言ではないかもしれません。
今回 私が弾いたのは
ベートーベン作曲「ソナタ作品49-2」第一楽章です。
小曲でありながらもドラマティックな展開や可憐な旋律があふれていて、
ベートーベンらしさ満載の一曲です。
大好きなベートーベンを憧れのスタインウェイで演奏できる・・・
こんな至福、なかなかありません。
私がピアノを始めたのは幼少期。
ですが先生と相性が合わず、バイエル止まりで辞めてしまいました。
私にとってピアノは、人生初の挫折でした。
転機が訪れたのは4年前。
本人の希望で息子がピアノ教室に通い始めたのがきっかけでした。
なぜかは分かりませんが、私も
「ピアノが弾けるようになりたい!」
と、強く思ったのです。
かと言って、習い始めても思うように指は動きませんし、
学ぶそばから前に習った曲を綺麗サッパリ忘れてしまうので、
持ち曲はいつまでたっても一曲ポッキリ・・・
それでも、音の中に身を投じる楽しさや喜びを
全身で味わうことができます。
物事には人それぞれ、タイミングがあるのでしょう。
私がピアノの楽しさを知るタイミングは、4年前だったのかもしれません。
さて、来年の発表会は何を弾きましょう。
今からもうワクワクが止まりません。