『NEW YORKERS』
O.Henry 著
出版社:Oxford University Press
言語:英語
52ページ
有名な作家、オーヘンリーの短編集です。
中でも有名な「賢者の贈りもの」や「最後の一葉」(この短編集には未収録)などは、
私も小学校の時に翻訳版で読んだ記憶があります。
それらの作品の印象から、
オーヘンリーは心温まる人情ものを得意とする作家かと思っていたのですが・・・
今回、オックスフォードから出版されている本作を読んでビックリ。
皮肉っぽいと言うか、風刺が効いているというか、
何ともスパイシーな短編を好んで書いていたのですね。
知りませんでした。
ただ、
皮肉の中にも、人への愛情や優しい眼差しが感じられます。
ため息まじりの乾いた笑いと共に読み終え、
5分後には何となくホロリと物悲しくなるような、そんな短編集でした。