長野県上田市にある名城、上田城に行ってきました。
上田城は今からおよそ430年前に、真田昌幸によって築城されました。
長い歴史の間に本丸は失われ、
現在は3基の櫓と櫓門があるのみ。
それでも、往年の威厳ある姿を想像させるような迫力が、
今なお石垣の石一つ一つから感じられます。
中でも、櫓門のすぐそばに鎮座する大石、真田石は圧巻。
高さおよそ2.5メートル、幅およそ3メートルという大きさです。
築城の頃より、
ずっとここで歴史を見守っていたのかと思うと、胸に迫るものがあり、
ひんやりとした石肌を撫でずにはいられませんでした。
さて、今回 上田城へ行った目的は、
城址内で開催されている「真田丸 大河ドラマ館」へ行くことでもありました。
息子が夢中になって観ていた大河ドラマ「真田丸」。
あまり期待もせずにチラチラと横から眺めていた私ですが、
これが どうしてどうして面白いのです。
気が付けば、息子以上に夢中になって真田家の歴史を調べ始める始末。
息子にいつも感謝するのは、
私に新しい世界や楽しみを教えてくれることです。
息子がいなかったら、
こんなに戦国時代に夢中になることもなかったかもしれません。
写真は、撮影に使用された真田幸村の甲冑「赤備え」。
ドラマ館を出て、駐車場から城を見上げれば、
堅牢な輪郭が薄墨色に染まりつつある冬の空に、
溶け込もうとしているところでした。
かつてはこの空に、勝ち鬨の ほら貝が鳴り響いたのでしょうか。