2017年1月11日水曜日

兵どもが



長野県上田市にある名城、上田城に行ってきました。


上田城は今からおよそ430年前に、真田昌幸によって築城されました。
長い歴史の間に本丸は失われ、
現在は3基の櫓と櫓門があるのみ。

それでも、往年の威厳ある姿を想像させるような迫力が、
今なお石垣の石一つ一つから感じられます。




中でも、櫓門のすぐそばに鎮座する大石、真田石は圧巻。
高さおよそ2.5メートル、幅およそ3メートルという大きさです。

築城の頃より、
ずっとここで歴史を見守っていたのかと思うと、胸に迫るものがあり、
ひんやりとした石肌を撫でずにはいられませんでした。




さて、今回 上田城へ行った目的は、
城址内で開催されている「真田丸 大河ドラマ館」へ行くことでもありました。

息子が夢中になって観ていた大河ドラマ「真田丸」。
あまり期待もせずにチラチラと横から眺めていた私ですが、
これが どうしてどうして面白いのです。
気が付けば、息子以上に夢中になって真田家の歴史を調べ始める始末。

息子にいつも感謝するのは、
私に新しい世界や楽しみを教えてくれることです。
息子がいなかったら、
こんなに戦国時代に夢中になることもなかったかもしれません。


写真は、撮影に使用された真田幸村の甲冑「赤備え」。




ドラマ館を出て、駐車場から城を見上げれば、
堅牢な輪郭が薄墨色に染まりつつある冬の空に、
溶け込もうとしているところでした。

かつてはこの空に、勝ち鬨の ほら貝が鳴り響いたのでしょうか。