2018年1月23日火曜日

いざ、宝島へ




屋根瓦の上で大あくびをする、銀色の猫。


お散歩がてら、息子と夫を連れて、
前々から行きたかった古物屋まで出かけました。


屋根の上の猫が、看板替わりです。
(気が付かないお客さんも多いようですが)



通りにまで溢れ出した、お宝の山。

埃やススを被った古物の中から宝物を発掘するのは、
なかなか至難の業です。

ですが、それが楽しいのです。




欠けた豆皿やら観音様やら、ざんばら頭のお雛様やら・・・
もう、眺めているだけで、ワクワクが止まりません。

実家が古民家の夫は、「懐かしいなぁ!」と言いながら品物を眺め、
息子はこの中から大正時代の算術書を見つけて、
面白がってページをめくっていました。





息子が「また一緒に行きたい」と言うので、
この古物屋は我が家のお散歩コースに加わることとなりました。



お一人様なお散歩が好きな私ですが、
家族でぶらぶらするのも、楽しいものです。



建物データ:長野市大字長野西町
        「銀猫」(ぎんねこ)

静かな一人時間



いつもの散歩道。

人通りが少なくなる時間帯を狙って出かけます。

お散歩コースに恵まれた門前町を、
慌てず急がずに、のんびりと。






最終目的地は、いつもの珈琲店。

・・・などと、まるで常連のような口ぶりですが、
その実、まだ数回しか訪れていない新参者です。

それでも、
古民家を改装したお店の二階に、私のお気に入りの席があります。




 こんなに急な階段を上るんですよ。
階段が苦手な私は、それこそ這うように。

でも、お店のマスターは、
この急峻な階段を、一滴もこぼさずに珈琲を運び上げるのです。



元々、廊下だったと思われる場所にも、
席が設けられています。




押入れの建具や、部屋を仕切っていた襖は取り払われ、
すっきりとした空間になっています。





私のお気に入りの窓際の席。

なぜなら、すぐ目の前の針葉樹に、
山鳩やヒヨドリ、ジョウビタキなど、美しい鳥たちが
入れ替わり立ち替わり集うからです。



鳥を眺めたり、珈琲を飲んだり、本を読んだり。

しばらく過ごしてから、家路につきます。




なんともお気楽ご気楽な感じですが、
手術から7年経った心臓が、年々おかしな具合になってきていて、
明らかに心肺機能が衰えています。
リハビリを兼ねたお散歩、というわけです。