2017年12月30日土曜日

実用的な男



外でガリガリと雪を掻く音が・・・

ありがたいことに、我が家の庭やら通りやらを、
どこかの工事現場のオジサンが雪掻きしてくれていました。



と思ったら、



宅の坊ちゃんでした。




どう見ても、本職にしか見えない!


息子が着用している安全チョッキですが、
これは去年のハロウィーンで「工事現場の誘導係」に扮した際に、
作業服の専門店で準備したものです。
https://benisyouga.blogspot.jp/2016/11/construction-worker.html

こうして再び日の目を見る時が来ようとは、嬉しい限り。
目立つので、通過する車への安全対策にもなるでしょうし。
本人に聞いたら、やはり「安全対策のため」とのことでした。


最近、ファッションに目覚めつつある息子ですが、
時と場合によっては、実用主義にもなれるようです。

母としては、見てクレばかりに気を取られる役立たずよりも、
実用的な男のほうが好きなので、
「安全チョッキを着るのは良いアイディアだね」と言っておきました。

あまりに用意周到な出で立ちに、
こみ上げる笑いをこらえつつ・・。




2017年12月27日水曜日

雪の日




朝、カーテンを開けたら、雪!



冬は好きですが、
生活する上では、積雪は困りものです。

特に我が家は、細長い形状の土地の奥に家が建っているので、
玄関から道路に出るまでが無駄に遠いのです。

庭のプロムナードの雪を掻きだし、
駐車スペースの雪掻き、さらには敷地に面した通りの雪掻き。
これがまぁ、なかなかの重労働。


ところが、今年は冬休み中の息子が雪掻きを買って出てくれました。
掻いても掻いても、すぐに雪が積もるので、
朝に昼にと、孝行息子は何度も雪かきをしてくれました。

男の子を育てていると、心も体もドッと疲れる瞬間がありますが、
いざという時には助けられることも多いです。


そんな息子も、来春にはいよいよ中学生になります。





2017年12月25日月曜日

Merry Christmas!! 2017



深夜3時・・・

おばサンタ、12月25日の未明にようやく、ツリーを出すの巻。



今年はずっと私の体調が芳しくなく、
息子に謝った上で、クリスマスツリーは出さないことにしたのですが・・・

「べつにいいよ」と言いつつも寂しそうな息子の顔を見たら、
やはり出してやらないわけにはイカンだろうと思い直し、
真夜中の3時に(しかも25日!)、ツリーを組み立てたわけであります。


 ただ、今年は2メートル越えのツリーを一段減らし、
165センチほどの高さに抑えたので、組み立ても飾り付けも楽チンでした。

まぁ・・・
見栄えはどうしても劣りますが。




 写真:左が去年のツリー、右が今年の飾りつけです。


ところで、今年の坊ちゃんのクリスマスプレゼントですが、
なかなか渋いものが届きました。


囲碁盤と碁石のセットです。

息子の希望通り、脚付きの碁盤でした。
サンタクロース、かなり頑張った模様・・・。

その甲斐あって、息子は5時にはもう起き出してきて、
大喜びでさっそく今、一人で碁を打っている最中です(現在6時)。


サンタからのプレゼントは無事に届きましたが、
あろうことか、私と夫からのプレゼントはまだ届いておりません。
21日に届く予定でしたのに。
さらには、実家の母からのプレゼントも郵送が遅れています。

この季節に遅れるなんて、酷いじゃないか。

・・・とも思いましたが、
家族3人+1羽で元気にクリスマスを迎えられたことこそが、
何よりのプレゼントなのでしょう。


メリークリスマス!







2017年12月23日土曜日

『The Return of Sherlock Holmes』



『The Return of Sherlock Holmes』

  作者;Sir Arthur Cona Doyle
  出版:PENGUIN READERS
  言語:英語
  59ページ
  Lv.3



推理小説と言えば、シャーロック・ホームズ。

またしても古本屋へ行って、簡単な洋書を購入してきました。
今回 読んだのは、コナン・ドイルの「帰ってきたシャーロック・ホームズ」。

本作は、予想以上に人気が出てしまった
シャーロック・ホームズに辟易した作者のドイルが、
作中でホームズに死を与えた(遺体は発見されず)にも関わらず、
読者の強い要望で、ホームズを復帰させた後の物語です。

ドイルはホームズに辟易していた・・・とのことではありますが、
読んでみればやっぱり、シャーロック・ホームズは魅力的。
ホームズを敬愛してやまない友人のワトソン君の目を通して、
ホームズの姿を読者に見せることで、その魅力は倍増しているようにも思います。

ホームズの知的な魅力満載の一冊でした。


さてさて、今年も残りわずか。
今年中にあと何冊読むことが出来るでしょう。






2017年12月16日土曜日

『Dracula』



『Dracula』
  作者:Bram Stoker
  出版:Penguin readers
  言語:英語
  72ページ(本文50ページ)
  Lv.3



今回 読んだのは、かの有名な『ドラキュラ』です。


時代は19世紀。
ルーマニアのトランシルヴァニアにあるドラキュラ伯爵の古城から始まり、
ロンドン、フランス、そして再びルーマニアと、
舞台はヨーロッパ各地を転々としながら、
ドラキュラ伯爵と人間との凄惨な攻防戦が描かれています。


本文50ページという短さの中で、
主要登場人物8人が入れ替わり立ち代わり、
目まぐるしく各地を移動するので、若干 読みづらさを感じます。

ですが、
同じレベルの英語教育本でも、
ペンギンリーダースはオックスフォード社よりも単語数が多く、
表現も多彩なことから、なかなか読み応えがあります。

作品全体に行き渡る不穏な空気や血生臭さにゾクゾクしながら、
一気に読み終えました。



ところで、
写真で本と一緒に写っている可愛いコウモリですが、
これは7年ほど前に、夫がアメリカ出張に行った際に買ってきたものです。
ちょうどハロウィーンのシーズンだったので、コウモリなのでしょうが、
可愛らしくてお気に入りなので、年がら年中 棚に飾って楽しんでいます。




2017年12月13日水曜日

『ピアニストという蛮族がいる』



『ピアニストという蛮族がいる』
  中村紘子 著
  出版社:文藝春秋
  言語:日本語
  278ページ



ピアノの先生からお借りした一冊。
日本を代表するピアニスト、中村紘子さんの著書です。

世界各国のアクの強いピアニストたちの姿を、
ユーモラスに、そして真摯に描いた作品です。
有名なピアニストから、今は世の中から忘れ去られているピアニストまで、
何人もの芸術家の人となりや半生が紹介されていて、
とても面白い一冊でした。



中村紘子の著書を読んだのは、これが初めてです。

私が幼少期に教わっていたピアノの先生は中村紘子のことが大嫌いで、
いつも眉を吊り上げて悪口を言い連ねていました。
それなのに、中村紘子のコンサートには足繁く通っていたみたいで・・・
文字通り、「愛憎劇」といった感じでしょうか。

幼いころに中村紘子の悪口を聞かされていたこともあって、
私の中では決して印象の良いピアニストではなかったのですが、
本作を読んでガラリとその印象が変わりました。

一言で言うなら、「面白い!」。
そして明朗な文章に、中村氏の多彩さを感じました。
才能が豊かな方って、幾つも賜物をお持ちなんですね。


ピアニストのことを「蛮族」と表現してしまっている通り、
作中には「これでもか」と言うほど、
実在したピアニストたちの奇人変人ぶりが紹介されています。
と同時に、
偉人たちの強烈な個性への、中村氏の深い尊敬や愛情も感じました。

そして読んでいる私も一緒に、
ピアノや音楽を楽しむことの喜びを、味わえたように思います。

読後のピアノの練習は、いつも以上に熱が増しました。







2017年12月10日日曜日

『NEW YORKERS』



『NEW YORKERS』
  O.Henry 著
  出版社:Oxford University Press
  言語:英語
  52ページ



有名な作家、オーヘンリーの短編集です。

中でも有名な「賢者の贈りもの」や「最後の一葉」(この短編集には未収録)などは、
私も小学校の時に翻訳版で読んだ記憶があります。

それらの作品の印象から、
オーヘンリーは心温まる人情ものを得意とする作家かと思っていたのですが・・・
今回、オックスフォードから出版されている本作を読んでビックリ。
皮肉っぽいと言うか、風刺が効いているというか、
何ともスパイシーな短編を好んで書いていたのですね。
知りませんでした。

ただ、
皮肉の中にも、人への愛情や優しい眼差しが感じられます。
ため息まじりの乾いた笑いと共に読み終え、
5分後には何となくホロリと物悲しくなるような、そんな短編集でした。






2017年12月9日土曜日

『The Horse Whisperer』



『The Horse Whisperer』
  Nicholas Evans 著
 出版社:Pearson ESL
 言語:英語

 87ページ


ロバート・レッドフォード主演・監督で映画化された作品の原作。
(邦題『モンタナの風に吹かれて』)
作者はイギリス人ですが、アメリカでの取材旅行を経て、
イギリスに帰ってから本作を書き上げたようです。



有名雑誌の編集者である母と、弁護士の父を持つ裕福な少女。
趣味は乗馬ですが、友人と一緒に遠乗りに出かけた先で酷い事故に遭い、
少女も愛馬も、心と体に大きな傷を負います。
その傷を癒し、乗り越えるために、
モンタナの伝説的な調教師トムの元を訪れた母娘と馬、
そして調教師との心の触れ合いが描かれた作品です。

便宜上、「調教師」という言葉を使いましたが、
トムは馬の気持ちに寄り添い、語り掛け、馬の心を癒すことの出来る特殊な人物です。



映画を観ずに、何の先入観も無くこの本を手に取ったのが
良かったように思います。

と言いますのも、
読み終えてから映画について調べたところ、
映画と小説とでは結末が全く異なるようなのです。
映画を観てもいないのに断言してしまうのも乱暴な話ですが、
私は映画よりも原作の結末のほうが胸に迫るものがあると思いました。


牧場や乗馬に関する用語が多少 難しく感じられましたが、
全体的にはさほど難解な英語ではありませんでした。
ページをめくるごとに、
馬の息遣いを感じたり、大自然を吹き抜ける爽快な風を
頬に受けている様な感覚を味わうことが出来ました。







2017年12月4日月曜日

「Skyjack !」




『Skyjack !』
  出版社:Oxford Univ Pr
  Tim Vicary 著
  言語:英語
  71ページ



ここ最近は、洋書の多読に夢中・・・(簡単なものに限る)。
凝り性なので、何かにハマるともう、そればっかり。
またミシンをやりたいと思いつつも、読書から離れられません。


さて、本日読んだのは、『Skyjack !』。
タイトル通り、ハイジャックを題材にした小説です。


短編ながらも、登場人物たちそれぞれの立場の描写がなされ、
読後は色んなことを考えさせられました。

特に興味深かったのは、
アメリカ人とイギリス人の人物像です。
ステレオタイプと言えばそれまでですが、
両者の妙に頷ける特徴がシニカルに描かれています。

また、文中からは、
犯人グループが特定の国や宗教の人物たちだと印象付けない
配慮もなされていることが伺えます。


小作品ではありますが、なかなか重い内容でした。






2017年12月3日日曜日

「THE DEATH of KAREN SILKWOOD」



『THE DEATH of KAREN SILKWOOD』  
  Joyce Hannam 著
  出版社:Oxford Univ Pr  New版
  言語:英語
  56ページ



今日の一冊は、
アメリカで実際に起こった事故(事件)を題材にしたルポルタージュです。



オクラホマ州にある、
核燃料に関わる会社に勤務していたカレン・シルクウッド。
会社の安全対策の不備や隠ぺい工作などの事実に気付いたカレンが、
改善を求めて活動を開始した矢先に・・・・


ネタバレになるので、これ以上は書きませんが、
事実を元にしているだけに、
小作品であっても、何とも言えない恐ろしさが全頁から溢れています。


この事件は書籍だけでなく、映画化もされています。
私は小学生の頃に、教育テレビでこの映画を観て、
強い衝撃を受けたことを今もなお鮮明に覚えています。

初級者向けの簡単な英文になっても、その恐ろしさに変わりはなく、
夢中になって読み終えました。




「A Christmas Carol」


 『A Christmas Carol』
  Charles Dickens 著  
  Pearson Japan 2版
  言語:英語
  48ページ



本日の一冊。
Charles Dickens 著「A Christmas Carol」。

今の季節にピッタリな、
チャールズ・ディケンズの「クリスマス キャロル」です。


こちらは、ペンギンリーダーズから出版されているもので、
難易度はレベル2(英検3級程度)。
有名な物語なので、よりいっそう読みやすく感じました。


挿絵は全てカラー刷りでした。

本文ページ数36ページの小作品です。
語学力・・・と呼べるほどの知識は持ち合わせていないので、
簡単な作品をあれこれ読むのが、
今の私の身の丈に合っています。

今日も古本屋へ行って、
面白そうな洋書を何冊か購入してきました。

しばらくは洋書読みにハマりそうです。





2017年12月1日金曜日

「Dr Jekyll and Mr Hyde」



『Dr Jekyll and Mr Hyde』
  Robert Louis Stevenson 著
  出版社:Oxford University Press
  言語:英語
  88ページ


本日、読んだのは、
有名な作品『ジキル博士とハイド氏』です。


なせここ数日、立て続けに本を読んでいるかと言えば、
息子が体調不良で学校を休んでいるからです。
病気の息子を置いて外出するわけにも行かず(元々 出不精ですが)、
息子の様子を見ながら、読書をしているというわけです。



『Dr Jekyll and Mr Hyde』ですが、
昨日 読んだ『MOONDIAL』同様に、
オックスフォード大学出版局から出ている教材用の洋書です。

難易度は、『MOONDIAL』がステージ3で、
『Dr Jekyll and Mr Hyde』はステージ4。

ステージが一つ上がったことによって、
ページ数は57ページから71ページに増え、
それに伴って使用されている単語数も増えましたが、
さほど難易度が上がったという感じはありませんでした。

難易度は大して上がってはいないものの、
ページ数や単語が増えたことによって、
やはり面白さや読み応えはアップします。




この本は古本屋で購入したのではなく、
とある高校の学園祭で販売されていた、中古の学校図書でした。
たしか100円くらいで買った記憶が。

購入したまま放置していたのを、
息子の病欠で私も一緒に自宅に軟禁状態なのを利用して読みました。


最近は学校図書にも洋書が多く取り入れられているようで、
私が学生だった頃とは比較にならないほど、
英語が身近になってきているように思います。