2017年8月16日水曜日

クジャクになりたいわけじゃない。




小鳥ちゃんズラリな物差し。

最近、文房具の収集にハマっている息子が、
鳥好きの私のために買ってきてくれました。

絵に隠れて、
すこぶるメモリが見づらい・・・ことは言いますまい。
大切に使いたいと思います。



ところで、我が家のコザクラインコのグラシアス。
我が家に来てから、この夏で丸三年が経ちました。



甘えん坊の可愛いグラちゃん。

私にとっては今も可愛い赤ちゃんのような存在ですが、
そんなグラオも成長し、発情期を迎えて、
せっせとコザクラインコ特有の「紙切り」をするようになりました。




雑誌、新聞、広告、お菓子の空き箱・・・

ありとあらゆる紙類を、クチバシで器用にカリカリと嚙み千切るのです。
細長い短冊状に噛み切った紙は、
これまた器用に尾羽に挿し込みます。

(矢印の部分に紙を差し込んでいます)



どんどん挿し込み、
最後はまるでクジャクのような姿に・・・。




このコザクラインコの「紙切り行動」、
小鳥の養育本などでは「メスに見られる発情行動」と
書かれていたりするのですが、違います!


ウチのグラオはれっきとした殿方であられます。


また、紙切りをする理由として、
「異性に良く見せるため」だとか「クジャクのように着飾るため」などと
言われることもあるのですが、違います!!


これは、巣作りのための資材を効率的に運ぶためなのです。
クチバシでは2本ほどしか運べない資材も、
尾羽に挿して巣まで飛んで運べば、一度に5~6本ほど運べます。
(ただし、上手く挿せた場合のみ)

実際、ウチのグラオも、
紙を尾羽に挿しては薄暗い棚の奥に運び込み、
それをさらにクチバシで細かく裂いて、フワフワの巣を懸命に作っています。








実際に小鳥を飼ってみなければ分からない、面白い発見の毎日。


これからも健やかに、一緒に楽しく過ごしたいものです。