ついに、今年のピアノの発表会も幕を閉じました。
年に一度の発表会。
私が演奏したのは、
ベートーベンのピアノソナタ op49-1 第二楽章です。
三年間連続でベートーベン。
発表会では暗譜で演奏しましたが、
練習に使った楽譜の表紙と裏表紙には、
野山を駆ける鹿の足取りのような軽やかな音色で・・・という気持ちから、
俵屋宗達が描いた鹿の絵を貼りました。
そんな理想図とは程遠く、
本番は、崖から転落寸前の鹿の足取りのような演奏になってしまいました。
大人になってから、
私がピアノの発表会のステージに立つのは、今回で6度目です。
何度 出ても緊張を上手くコントロールできず、
手は震え、激しい動悸で息も絶え絶え・・・・
それなのに、
弾き終われば「来年こそは!」と、次回の発表会に希望を抱くのです。
今年の発表会は終わりましたが、
先生が色々と注意点を書き込んで下さった楽譜は、
発表会の思い出と共に、私の大切な宝物です。
さて、来年は何を弾きましょう。