2016年2月29日月曜日

スタインウェイの日



年に一度のスタインウェイを弾ける日。
28日(日)はピアノの発表会でした。

極度の上がり症の私が毎年ステージに立つのも、
このスタインウェイに会うため・・・と言っても過言ではないかもしれません。

今回 私が弾いたのは
ベートーベン作曲「ソナタ作品49-2」第一楽章です。
小曲でありながらもドラマティックな展開や可憐な旋律があふれていて、
ベートーベンらしさ満載の一曲です。
大好きなベートーベンを憧れのスタインウェイで演奏できる・・・
こんな至福、なかなかありません。


私がピアノを始めたのは幼少期。
ですが先生と相性が合わず、バイエル止まりで辞めてしまいました。
私にとってピアノは、人生初の挫折でした。

転機が訪れたのは4年前。
本人の希望で息子がピアノ教室に通い始めたのがきっかけでした。
なぜかは分かりませんが、私も

「ピアノが弾けるようになりたい!」

と、強く思ったのです。
かと言って、習い始めても思うように指は動きませんし、
学ぶそばから前に習った曲を綺麗サッパリ忘れてしまうので、
持ち曲はいつまでたっても一曲ポッキリ・・・
それでも、音の中に身を投じる楽しさや喜びを
全身で味わうことができます。

物事には人それぞれ、タイミングがあるのでしょう。
私がピアノの楽しさを知るタイミングは、4年前だったのかもしれません。

さて、来年の発表会は何を弾きましょう。
今からもうワクワクが止まりません。

2016年2月28日日曜日

さようなら


 
 
長野市 三輪にある美しき洋館「信州会館」が、
最期の時を迎えようとしています。


 
 
 
 
 
この洋館は およそ90年前に、
地元銀行の頭取の邸宅として建てられました。
頭取が手放した後は、カトリック教会として使用。
戦時中は陸軍の官舎に、戦後はCIC本部となりました。
まさに、激動の歴史を生き抜いてきた洋館です。

 
 

 
 
去年まで、「信州会館」の名で
懐石料理の店として営業もしていましたが、
建物の老朽化に伴い、あろうことか解体されことに・・・
 
ぐずぐずと躊躇している間に、
玄関の美しいアーチをくぐることは永遠に叶わなくなってしまいました。

 
 
 

 
ドアが取り払われた玄関からは、
ホールから伸びる大きな階段が垣間見えました。
 
この重厚な階段を、一段一段 味わいながら上りたかった・・・
 
 
 

 
 
 
解体後、跡地にはマンションが建設されるそうです。
 
 
歴史的にも芸術的にも価値の高かった洋館が、
何のためらいもなく簡単に破壊されていくことに、
痛みと、深い悲しみを感じます。
 
 
さようなら、信州会館。
「また会う日まで」と言えない、この悲しみ。
 
 
 
 


2016年2月27日土曜日

甘酸っぱい黄金色



金柑の甘露煮を作ってみました。

圧力鍋で作る簡単レシピ、
初挑戦でしたが綺麗に美味しく仕上がって大成功。

上手くできるかどうか分からなかったので、
今回 煮たのは ほんの385gの金柑・・・
これからはキロ単位で作ろうかな。

2016年2月26日金曜日

気分は上海

 
 
 
香港の古家具を購入しました。
 
 
サイドボードが欲しくて、5年間ほど探し続けていたのです。
5年間・・・探している間にも好みは二転三転しました。
 
イギリスのアンティークに憧れたり、
イタリアの瀟洒な猫足を夢見たり。
そうかと思えば、明治大正の骨董家具にも心が揺れ動きました。
 
 
色々と悩んだ末に辿り着いたのは、
アジアらしさを保ちつつ、西洋の雰囲気も感じられる香港家具。
 
 

 
 
取っ手や金具が異国情緒たっぷりで良い感じです。

無垢材の色も我が家の建具と合っていて違和感がありません。
 
 
 
 
 
 
お気に入りのお人形・・・じゃなくて、
人体解剖模型(!)すらも しっくり来るような。
 
 
 
 
この模型、去年のクリスマスにサンタクロースが
坊ちゃんにプレゼントしてくれたものです。
 
 
まぁ・・・サンタクロースの実態は「オバサンタ」なわけで、
いかにも私が選びそうなプレゼントでありますが、
10歳になった今もサンタさんを信じている息子は
おっかなビックリ大喜びでした。
「かいぼう じん太」と名前までつけて可愛がっております。
 
この じん太くん、
体のパーツをパズルのようにバラバラにすることができ、
人の体の仕組みを 組みたてながら学ぶことができる優れもの。
来年度から理科の授業で人体についての学習が始まるので、
ちょっぴり早めの予習・・・となりそうです。 
 




それはさておき、インテリア。
LDKのテーマは「1920年代の上海」とすることにしました。
ハイカラな、上海租界のような雰囲気を出せたら・・・と思います。
 

2016年2月24日水曜日

1/2 成人式

 
 
今年度 最後の授業参観でした。


内容は、10歳・・・ということで、
子どもたち自らが準備した「1/2 成人式」です。
一人一人順番に前に出て、将来の夢を発表します。

子どもたちが手にした原稿の裏には、
「お父さん、お母さん ありがとう」だとか、
「これからもよろしくお願いします」というようなメッセージが
イラスト付きで書かれています。
楽しみにしていた宅の坊ちゃんの原稿には・・・・

「おかげさまで〇〇 10周年 いつもありがとう」(〇〇の部分には名前)

と、書かれていました。
まるで地元の商店のようなメッセージ・・・
この笑って良いものかどうかよく分からない微妙なセンス、
強く強く私の血を感じます。


ところで坊ちゃんの夢、ですが。

坊ちゃんは言葉を話す前から
信号機に夢中だった筋金入りの交通信号機マニアなので、
将来の夢も「信号機の研究開発」でした。
具体的に就職したい会社名まで挙げての発表内容に、
なんだか変な汗をかいてしまいました。

2016年2月21日日曜日

目覚め


おはよう、ロザリオさん。

ミドリガメのロザリオが、
無事に冬眠から目覚めました。
暖冬なこともあり、3月を待たずの早起きです。

ところで、この可愛いローザたんは、
去年の春に知人から譲り受けたカメです。
甲羅の大きさは5センチほど。
まだ子ガメです。

子ガメの冬眠については、
カメの負担が大きいということで賛否両論なようですが、
ローザたんは前の飼い主のもとでも
冬は冬眠で過ごしていたこともあって、
この冬も自ら冬眠モードに入ってしまいました。
冬眠途中で餓死しないかとても心配しましたが、
またこうやって元気な姿を見られてホッとしました。


ところが、ロザリオさんの目覚めを喜ばない お方が一名・・・


 
 
嫉妬深いコザクラインコのグラちゃんです。
カメハウスのフタを齧って、侵入を試みようとしています。
 
 
ローザたんもグラちゃんの憎悪に満ちた視線に気が付いたのでしょう、
両者、睨み合いの熱戦を繰り広げます。
 


冬眠明けのカメの負担になってもいけないので、
しばらくしてグラちゃんは鳥かごに収監、両者引分けとなりました。



凶暴な小鳥がいなくなってから、
ロザリオは出窓でのんびりと庭鑑賞。
その後ろ姿はまさに「春待ち人」です。
気温が低いので まだ外には出してやれませんが、
存分に甲羅干しを楽しめる季節も、もうすぐです。


2016年2月18日木曜日

今夜は釜めし風で


宅の坊ちゃんが大好きな「峠の釜めし」

・・・・をイメージして、
キノコご飯の上に甘辛く煮付けた鶏肉やゴボウなどを
トッピングしてみました。

全体的に茶色な夕食になってしまいましたが、
坊ちゃんも夫も思いのほか喜んだので、嬉しかったです。


久々に雪の舞う寒い一日となったので、
大きな鍋で おでんもグラグラと煮込みました。

寒い季節の台所は良いです。
お鍋から上がる蒸気とともに部屋が暖まり、
美味しい香りが広がっていくのは至福のひと時。
寒冷地に暮らす楽しみの一つでもあります。

2016年2月16日火曜日

芙蓉の間


先日、とある音楽会へ行って来ました。

市民吹奏楽団によるコンサートだったのですが、
空気がビリビリ震えるような迫力ある演奏も素晴らしければ、
会場となったホテルのホールも素敵で、
なんとも充実したひと時を過ごすことが出来ました。

場所は長野市にある「ホテル国際21」です。
元々は結婚式場だったものが、長野オリンピックに合わせて増設、
長野市内にあるホテルの中では最高層の16階建てとなりました。

今回、音楽会の会場となったのは「芙蓉の間」。
コンテンポラリーなデザインながらも、
どことなく懐かしさを感じる空間・・・

天井から下がる四角の照明が行灯を思わせるからでしょうか、
絨毯敷きの洋室であることを忘れさせるような
和の雰囲気も併せ持っていました。

 
 
 

楽団の背後にそびえ立つ壁は立体的なデザインで、
照明の当たり方によって色んな表情が見られます。


「ホテル国際21」の「芙蓉の間」は、
私の独断と偏見で記録している「美建築めぐり」の1ページに、
新たに書き加えられることとなりました。


(ホテル国際21 http://www.kokusai21.jp/index.html

2016年2月14日日曜日

フロアホッケー



先月 参加した、
フロアホッケー大会の写真が出来上がりました。

保護者の中にフォトグラファーの方がいて、
子どもたちの雄姿を撮影して下さったものです。

 
 
 
ゼッケン6番のゴールキーパーが宅の坊ちゃんです。
 
母親の私がまだ実際に見たことの無い、闘う姿。
応援に行きたい気はありますが、
行ったら行ったで、ああしろ こうしろと説教してしまいそうで、
未だ試合を見に行ったことがないのです。
坊ちゃん本人もアッサリしたもので、
「一人で平気!」と、さっさとリュックを担いで試合に行ってしまいます。
 
ですが、息子のこんな姿を目にすると、
やっぱり応援に行きたくなりました。
 
思春期の入口にさしかかった坊ちゃんには
「来なくてもいい!」と言われそうですが、
次回の試合は応援に行こうかな。


2016年2月12日金曜日

長野灯明まつり2016


長野灯明まつりへ行って来ました。

この光の祭典は長野オリンピックを記念して始まったもので、
今年で13回目を迎えます。



一週間の開催期間中、
善光寺は五輪にちなんだ五色の光でライトアップされます。


 
 
また、善光寺表参道の石畳には、切り絵で彩られた灯籠が並び、
日中は交通量の多い通りだとは信じられないような
幻想的な世界が広がっています。
 


 
 
これらの繊細な切り絵はすべて、
灯明まつりのために寄せられた応募作品です。





宅の坊ちゃんが通う小学校でも、
毎年 全校児童が作品を制作します。

こちらは、坊ちゃんの作品。

 
長野県のキャラクター「アルクマ」くんが
スキ―を楽しんでいる様子です。

「2016」の数字の上にあるマークは、
長野県のシンボルマーク。
坊ちゃん、どうやら郷土愛が強い模様です。





 
 
例年は小さな通りにも雪で作った燭台や かまくらが並び、
善光寺界隈は おとぎ話に出てくる世界のようになるのですが、
今年は暖冬の影響で雪の無い、少し寂しい祭となりました。

それでも、白い息を吐きながら歩く夜の石畳には、
しばし日常を忘れさせてくれる不思議な魅力があるものです。


2016年2月10日水曜日

Icing on the Cake


今朝、カーテンを開けたら、
昨日とは打って変わっての雪景色でした。
我が家の庭もご覧の通り。
 
 
 
降りたての柔らかな雪が、
庭の木々や家々の屋根を ふんわりと優しく彩っていました。
 
ハナミズキの若枝なんて、まるで砂糖の衣がけのようです。
美味しそう。




余談ですが、
「Icing on the cake」という言葉には、
「アイシングがけのケーキ」という意味の他に、
「おまけの喜び」や「特典」といった意味もあるそうです。

冬が大好きな私にとって
今朝の思いがけない雪景色は、まさに天からの贈りもの。
登校する息子を見送りがてら、
しばし庭で白銀の世界を楽しみました。





2016年2月9日火曜日

Peach Faced Lovebird


愛情深いゆえに「ラブバード」の異名を持つコザクラインコ。

我が家のグラシアスも然り。
お風呂上がりの毛づくろいも私の手の上でやりたがります。
甘えん坊で、そして とても寂しがり屋。


お腹の毛も丁寧に毛づくろい。
まるでお辞儀をしているかのよう・・・ペコリ。

愛してやまないコザクラインコですが、
トイプードルやアメリカンショートヘアに比べて、
いたってマイナーなペット。

・・・と、思っていたのですが、
最近、チラホラとコザクラインコのグッズを見かけるようになりました。

先日 見つけたのはこちらのシール。

可愛い♡
でも、けっこう高い。

たかだかシールのくせに(失礼)、1枚250円くらいするのです。
普段は百均のシールでもケチケチするというのに、
ラブバードのシールは迷わず2枚 購入。
しかも息子に、「これはアナタのじゃなくて、ママのシールだから!」と、
わざわざ申し渡す念の入れよう・・・

だって このシール、
下手にキャラクター化せずに、写実的で素敵なんですもの。

ちなみに、ウチのグラオは緑色のボディにオレンジ色のお顔。
品種改良をしていないノーマルタイプです。
驚くことに、コザクラインコには数十種類もの色変わりがあるそうです。
中には、顔の色がオレンジではなく白いものも。

でも私はやっぱり、
この一杯ひっかけたような赤ら顔が愛おしくってたまりません。





2016年2月8日月曜日

いつもの散歩道






我が家から歩いて5分の善光寺界隈をぶらぶらり。

2月6日(土)から「長野灯明まつり」が始まったので、
善光寺周辺は観光客で賑わっています。

灯明まつりの期間中、
日が暮れると善光寺はライトアップされ、
石畳の参道には灯りをともした行灯が並びます。
その幻想的な灯りに惹き寄せられて、
毎年 多くの人が夜の善光寺を満喫します。

とりあえず、
私たち一家は夜の模様は後日 楽しむことにして、
本日は昼の善光寺を のんびりと散策。



堂々たる山門を抜けて、本堂へ。




今年は暖冬で、灯明まつりに付きものの雪が見られません。
それでも、
飯綱山から吹き下ろす寒風に、気温は氷点下。




坊ちゃんもお気に入りのニット帽で しっかり防寒です。


そうそう。
坊ちゃん・・・と言うのは、宅の一人息子 10歳です。
小鳥のグラちゃん同様に、
この徒然日記の主要登場人物となるでしょう。
ヨロシク。



2016年2月6日土曜日

ハジメマシテ。



はじめまして。
紅 生姜(べに しょうが)と申します。

今日から のんびりと、
独り言なんぞを書き連ねてみようかと思います。
 

袖の中から顔を出しているのは、
コザクラインコのグラシアス(♂)です。
1歳6カ月の甘えん坊。

 
体長5㎝ほどの小さなミドリガメも飼っておりますが、
現在、冬眠中・・・ミドリガメのロザリオさんのことは、春が来た時にでも。