2017年10月19日木曜日

駆ける鹿のように




躍動的な鹿の絵の切り抜き・・・


この絵は、江戸時代初期の画家 俵屋宗達の筆によるものです。
百貨店のカレンダーの図柄を切り抜いて、貼りました。


何に貼ったかというと、





ズラズラ~とつなぎ合わせた楽譜の、
表紙と背表紙にあたる部分に、牡鹿と女鹿をそれぞれ貼りました。


毎年、2月に開かれるピアノの発表会。

演奏する曲が決まり、練習を始めたのですが、
手がカサカサで楽譜のページをめくることが出来ません。
サッ!サッ!と、弾く手を止めずにページをめくることが出来ないのです。

仕方が無いので、楽譜をコピーしてつなぎ合わせました。
これなら、ページをめくることなく、
楽譜を開いた状態で譜面台に立てかけ、練習することが出来ます。


曲は、
ベートーベンのピアノソナタ第19番ト短調op49-1 第二楽章です。

難易度は高くないのでしょうが、私にとっては難しい。
何が難しいって、リズムが・・・

楽器の演奏には、奏者の人となりが表れるとよく言いますが、
まったくその通りで、テンポの悪い性格が
そのまま演奏にも反映されているような気がします。

テンポ良く、まるで駆ける鹿のような躍動感で演奏できたら・・・

そんなことを思いながら、
鹿の切り抜きを貼りました。




まだまだスローペースな演奏ですが、
2月の発表会まで悔いのないように練習に励みたいです。