2016年4月30日土曜日

世界遺産 富岡製糸場へ



世界遺産に認定された、
富岡製糸場(群馬県 富岡市)へ行って来ました。


フランスの技術を取り入れた富岡製糸場は、
工場の赤レンガも「フランス積み」と呼ばれる形態です。
104メートルに及ぶレンガの置繭場は、
21世紀の現在 見ても圧巻でした。




子どもの頃に『あゝ野麦峠』という映画を見て以来、
ずっと見学したかった製糸場。
映画の舞台は長野県ですが、同じ時代を経た製糸場ですから、
床のきしみ一つにも女工さんたちの気配を感じるようでした。
 
 
 
 
 
 
 
操業停止した時の機械がそのまま置かれている、繰糸工場。


 
 
長さ140メートルの工場内に並ぶ繰糸機は、
メカニカルな芸術作品のようにすら見えます。


 



私がレンガ造りの建物に夢中なのに対し、
精密機械の開発設計をしている夫は、繰糸機に興味津々。
小さな子分(息子)と一緒に食い入るように見入っていました。





現在の労働環境と比較して、とかく過酷さがクローズアップされがちですが、
能力重視であったり、敷地内に診療所があったりと、
当時としては最先端の職場でもあったようです。

なんだか今まで以上に興味を惹かれて、
製糸場の売店で富岡製糸場に関する本を購入しました。





遊園地も良いですが、
国宝や世界遺産などの史跡めぐりも良いものですね。
充実のひと時を過ごせました。