2017年12月30日土曜日

実用的な男



外でガリガリと雪を掻く音が・・・

ありがたいことに、我が家の庭やら通りやらを、
どこかの工事現場のオジサンが雪掻きしてくれていました。



と思ったら、



宅の坊ちゃんでした。




どう見ても、本職にしか見えない!


息子が着用している安全チョッキですが、
これは去年のハロウィーンで「工事現場の誘導係」に扮した際に、
作業服の専門店で準備したものです。
https://benisyouga.blogspot.jp/2016/11/construction-worker.html

こうして再び日の目を見る時が来ようとは、嬉しい限り。
目立つので、通過する車への安全対策にもなるでしょうし。
本人に聞いたら、やはり「安全対策のため」とのことでした。


最近、ファッションに目覚めつつある息子ですが、
時と場合によっては、実用主義にもなれるようです。

母としては、見てクレばかりに気を取られる役立たずよりも、
実用的な男のほうが好きなので、
「安全チョッキを着るのは良いアイディアだね」と言っておきました。

あまりに用意周到な出で立ちに、
こみ上げる笑いをこらえつつ・・。




2017年12月27日水曜日

雪の日




朝、カーテンを開けたら、雪!



冬は好きですが、
生活する上では、積雪は困りものです。

特に我が家は、細長い形状の土地の奥に家が建っているので、
玄関から道路に出るまでが無駄に遠いのです。

庭のプロムナードの雪を掻きだし、
駐車スペースの雪掻き、さらには敷地に面した通りの雪掻き。
これがまぁ、なかなかの重労働。


ところが、今年は冬休み中の息子が雪掻きを買って出てくれました。
掻いても掻いても、すぐに雪が積もるので、
朝に昼にと、孝行息子は何度も雪かきをしてくれました。

男の子を育てていると、心も体もドッと疲れる瞬間がありますが、
いざという時には助けられることも多いです。


そんな息子も、来春にはいよいよ中学生になります。





2017年12月25日月曜日

Merry Christmas!! 2017



深夜3時・・・

おばサンタ、12月25日の未明にようやく、ツリーを出すの巻。



今年はずっと私の体調が芳しくなく、
息子に謝った上で、クリスマスツリーは出さないことにしたのですが・・・

「べつにいいよ」と言いつつも寂しそうな息子の顔を見たら、
やはり出してやらないわけにはイカンだろうと思い直し、
真夜中の3時に(しかも25日!)、ツリーを組み立てたわけであります。


 ただ、今年は2メートル越えのツリーを一段減らし、
165センチほどの高さに抑えたので、組み立ても飾り付けも楽チンでした。

まぁ・・・
見栄えはどうしても劣りますが。




 写真:左が去年のツリー、右が今年の飾りつけです。


ところで、今年の坊ちゃんのクリスマスプレゼントですが、
なかなか渋いものが届きました。


囲碁盤と碁石のセットです。

息子の希望通り、脚付きの碁盤でした。
サンタクロース、かなり頑張った模様・・・。

その甲斐あって、息子は5時にはもう起き出してきて、
大喜びでさっそく今、一人で碁を打っている最中です(現在6時)。


サンタからのプレゼントは無事に届きましたが、
あろうことか、私と夫からのプレゼントはまだ届いておりません。
21日に届く予定でしたのに。
さらには、実家の母からのプレゼントも郵送が遅れています。

この季節に遅れるなんて、酷いじゃないか。

・・・とも思いましたが、
家族3人+1羽で元気にクリスマスを迎えられたことこそが、
何よりのプレゼントなのでしょう。


メリークリスマス!







2017年12月23日土曜日

『The Return of Sherlock Holmes』



『The Return of Sherlock Holmes』

  作者;Sir Arthur Cona Doyle
  出版:PENGUIN READERS
  言語:英語
  59ページ
  Lv.3



推理小説と言えば、シャーロック・ホームズ。

またしても古本屋へ行って、簡単な洋書を購入してきました。
今回 読んだのは、コナン・ドイルの「帰ってきたシャーロック・ホームズ」。

本作は、予想以上に人気が出てしまった
シャーロック・ホームズに辟易した作者のドイルが、
作中でホームズに死を与えた(遺体は発見されず)にも関わらず、
読者の強い要望で、ホームズを復帰させた後の物語です。

ドイルはホームズに辟易していた・・・とのことではありますが、
読んでみればやっぱり、シャーロック・ホームズは魅力的。
ホームズを敬愛してやまない友人のワトソン君の目を通して、
ホームズの姿を読者に見せることで、その魅力は倍増しているようにも思います。

ホームズの知的な魅力満載の一冊でした。


さてさて、今年も残りわずか。
今年中にあと何冊読むことが出来るでしょう。






2017年12月16日土曜日

『Dracula』



『Dracula』
  作者:Bram Stoker
  出版:Penguin readers
  言語:英語
  72ページ(本文50ページ)
  Lv.3



今回 読んだのは、かの有名な『ドラキュラ』です。


時代は19世紀。
ルーマニアのトランシルヴァニアにあるドラキュラ伯爵の古城から始まり、
ロンドン、フランス、そして再びルーマニアと、
舞台はヨーロッパ各地を転々としながら、
ドラキュラ伯爵と人間との凄惨な攻防戦が描かれています。


本文50ページという短さの中で、
主要登場人物8人が入れ替わり立ち代わり、
目まぐるしく各地を移動するので、若干 読みづらさを感じます。

ですが、
同じレベルの英語教育本でも、
ペンギンリーダースはオックスフォード社よりも単語数が多く、
表現も多彩なことから、なかなか読み応えがあります。

作品全体に行き渡る不穏な空気や血生臭さにゾクゾクしながら、
一気に読み終えました。



ところで、
写真で本と一緒に写っている可愛いコウモリですが、
これは7年ほど前に、夫がアメリカ出張に行った際に買ってきたものです。
ちょうどハロウィーンのシーズンだったので、コウモリなのでしょうが、
可愛らしくてお気に入りなので、年がら年中 棚に飾って楽しんでいます。




2017年12月13日水曜日

『ピアニストという蛮族がいる』



『ピアニストという蛮族がいる』
  中村紘子 著
  出版社:文藝春秋
  言語:日本語
  278ページ



ピアノの先生からお借りした一冊。
日本を代表するピアニスト、中村紘子さんの著書です。

世界各国のアクの強いピアニストたちの姿を、
ユーモラスに、そして真摯に描いた作品です。
有名なピアニストから、今は世の中から忘れ去られているピアニストまで、
何人もの芸術家の人となりや半生が紹介されていて、
とても面白い一冊でした。



中村紘子の著書を読んだのは、これが初めてです。

私が幼少期に教わっていたピアノの先生は中村紘子のことが大嫌いで、
いつも眉を吊り上げて悪口を言い連ねていました。
それなのに、中村紘子のコンサートには足繁く通っていたみたいで・・・
文字通り、「愛憎劇」といった感じでしょうか。

幼いころに中村紘子の悪口を聞かされていたこともあって、
私の中では決して印象の良いピアニストではなかったのですが、
本作を読んでガラリとその印象が変わりました。

一言で言うなら、「面白い!」。
そして明朗な文章に、中村氏の多彩さを感じました。
才能が豊かな方って、幾つも賜物をお持ちなんですね。


ピアニストのことを「蛮族」と表現してしまっている通り、
作中には「これでもか」と言うほど、
実在したピアニストたちの奇人変人ぶりが紹介されています。
と同時に、
偉人たちの強烈な個性への、中村氏の深い尊敬や愛情も感じました。

そして読んでいる私も一緒に、
ピアノや音楽を楽しむことの喜びを、味わえたように思います。

読後のピアノの練習は、いつも以上に熱が増しました。







2017年12月10日日曜日

『NEW YORKERS』



『NEW YORKERS』
  O.Henry 著
  出版社:Oxford University Press
  言語:英語
  52ページ



有名な作家、オーヘンリーの短編集です。

中でも有名な「賢者の贈りもの」や「最後の一葉」(この短編集には未収録)などは、
私も小学校の時に翻訳版で読んだ記憶があります。

それらの作品の印象から、
オーヘンリーは心温まる人情ものを得意とする作家かと思っていたのですが・・・
今回、オックスフォードから出版されている本作を読んでビックリ。
皮肉っぽいと言うか、風刺が効いているというか、
何ともスパイシーな短編を好んで書いていたのですね。
知りませんでした。

ただ、
皮肉の中にも、人への愛情や優しい眼差しが感じられます。
ため息まじりの乾いた笑いと共に読み終え、
5分後には何となくホロリと物悲しくなるような、そんな短編集でした。






2017年12月9日土曜日

『The Horse Whisperer』



『The Horse Whisperer』
  Nicholas Evans 著
 出版社:Pearson ESL
 言語:英語

 87ページ


ロバート・レッドフォード主演・監督で映画化された作品の原作。
(邦題『モンタナの風に吹かれて』)
作者はイギリス人ですが、アメリカでの取材旅行を経て、
イギリスに帰ってから本作を書き上げたようです。



有名雑誌の編集者である母と、弁護士の父を持つ裕福な少女。
趣味は乗馬ですが、友人と一緒に遠乗りに出かけた先で酷い事故に遭い、
少女も愛馬も、心と体に大きな傷を負います。
その傷を癒し、乗り越えるために、
モンタナの伝説的な調教師トムの元を訪れた母娘と馬、
そして調教師との心の触れ合いが描かれた作品です。

便宜上、「調教師」という言葉を使いましたが、
トムは馬の気持ちに寄り添い、語り掛け、馬の心を癒すことの出来る特殊な人物です。



映画を観ずに、何の先入観も無くこの本を手に取ったのが
良かったように思います。

と言いますのも、
読み終えてから映画について調べたところ、
映画と小説とでは結末が全く異なるようなのです。
映画を観てもいないのに断言してしまうのも乱暴な話ですが、
私は映画よりも原作の結末のほうが胸に迫るものがあると思いました。


牧場や乗馬に関する用語が多少 難しく感じられましたが、
全体的にはさほど難解な英語ではありませんでした。
ページをめくるごとに、
馬の息遣いを感じたり、大自然を吹き抜ける爽快な風を
頬に受けている様な感覚を味わうことが出来ました。







2017年12月4日月曜日

「Skyjack !」




『Skyjack !』
  出版社:Oxford Univ Pr
  Tim Vicary 著
  言語:英語
  71ページ



ここ最近は、洋書の多読に夢中・・・(簡単なものに限る)。
凝り性なので、何かにハマるともう、そればっかり。
またミシンをやりたいと思いつつも、読書から離れられません。


さて、本日読んだのは、『Skyjack !』。
タイトル通り、ハイジャックを題材にした小説です。


短編ながらも、登場人物たちそれぞれの立場の描写がなされ、
読後は色んなことを考えさせられました。

特に興味深かったのは、
アメリカ人とイギリス人の人物像です。
ステレオタイプと言えばそれまでですが、
両者の妙に頷ける特徴がシニカルに描かれています。

また、文中からは、
犯人グループが特定の国や宗教の人物たちだと印象付けない
配慮もなされていることが伺えます。


小作品ではありますが、なかなか重い内容でした。






2017年12月3日日曜日

「THE DEATH of KAREN SILKWOOD」



『THE DEATH of KAREN SILKWOOD』  
  Joyce Hannam 著
  出版社:Oxford Univ Pr  New版
  言語:英語
  56ページ



今日の一冊は、
アメリカで実際に起こった事故(事件)を題材にしたルポルタージュです。



オクラホマ州にある、
核燃料に関わる会社に勤務していたカレン・シルクウッド。
会社の安全対策の不備や隠ぺい工作などの事実に気付いたカレンが、
改善を求めて活動を開始した矢先に・・・・


ネタバレになるので、これ以上は書きませんが、
事実を元にしているだけに、
小作品であっても、何とも言えない恐ろしさが全頁から溢れています。


この事件は書籍だけでなく、映画化もされています。
私は小学生の頃に、教育テレビでこの映画を観て、
強い衝撃を受けたことを今もなお鮮明に覚えています。

初級者向けの簡単な英文になっても、その恐ろしさに変わりはなく、
夢中になって読み終えました。




「A Christmas Carol」


 『A Christmas Carol』
  Charles Dickens 著  
  Pearson Japan 2版
  言語:英語
  48ページ



本日の一冊。
Charles Dickens 著「A Christmas Carol」。

今の季節にピッタリな、
チャールズ・ディケンズの「クリスマス キャロル」です。


こちらは、ペンギンリーダーズから出版されているもので、
難易度はレベル2(英検3級程度)。
有名な物語なので、よりいっそう読みやすく感じました。


挿絵は全てカラー刷りでした。

本文ページ数36ページの小作品です。
語学力・・・と呼べるほどの知識は持ち合わせていないので、
簡単な作品をあれこれ読むのが、
今の私の身の丈に合っています。

今日も古本屋へ行って、
面白そうな洋書を何冊か購入してきました。

しばらくは洋書読みにハマりそうです。





2017年12月1日金曜日

「Dr Jekyll and Mr Hyde」



『Dr Jekyll and Mr Hyde』
  Robert Louis Stevenson 著
  出版社:Oxford University Press
  言語:英語
  88ページ


本日、読んだのは、
有名な作品『ジキル博士とハイド氏』です。


なせここ数日、立て続けに本を読んでいるかと言えば、
息子が体調不良で学校を休んでいるからです。
病気の息子を置いて外出するわけにも行かず(元々 出不精ですが)、
息子の様子を見ながら、読書をしているというわけです。



『Dr Jekyll and Mr Hyde』ですが、
昨日 読んだ『MOONDIAL』同様に、
オックスフォード大学出版局から出ている教材用の洋書です。

難易度は、『MOONDIAL』がステージ3で、
『Dr Jekyll and Mr Hyde』はステージ4。

ステージが一つ上がったことによって、
ページ数は57ページから71ページに増え、
それに伴って使用されている単語数も増えましたが、
さほど難易度が上がったという感じはありませんでした。

難易度は大して上がってはいないものの、
ページ数や単語が増えたことによって、
やはり面白さや読み応えはアップします。




この本は古本屋で購入したのではなく、
とある高校の学園祭で販売されていた、中古の学校図書でした。
たしか100円くらいで買った記憶が。

購入したまま放置していたのを、
息子の病欠で私も一緒に自宅に軟禁状態なのを利用して読みました。


最近は学校図書にも洋書が多く取り入れられているようで、
私が学生だった頃とは比較にならないほど、
英語が身近になってきているように思います。





2017年11月30日木曜日

「MOONDIAL」



『MOONDIAL』 
  Helen Cresswell 著
  出版社:Oxford University Press New版
  言語:英語
  74ページ




こちらも古本屋で購入した洋書。
Helen Cresswell 著 「MOONDIAL」です。


これはオックスフォード大学出版局から出ている、英語教育用の教材本で、
原作を57ページに短く編集したものです。
挿絵もあり、かなり読みやすい内容となっています。


物語の舞台はイギリス。

主人公は、第六感を持つ少し陰のある少女。
時空を超えた旅をしながら、人の心に巣食う暗部と闘います。

行間からは、イギリスらしい石造りの建物の冷たさや、
古びた庭に立ち並ぶ針葉樹の香りが滲み出て来るようです。


ストーリー自体はとても面白くて、
夢中になって一気に読んでしまったのですが、
そうは言っても英語教育の教材本・・・。
短く編集するために、原作を端折り過ぎている感があります。

ですが、
アメリカの児童書にありがちな明るいハッピーエンドではなく、
陰のある寂しい終わり方には、イギリスらしさを感じることも出来ました。



洋書はペーパーバックでも なかなか高価なので、
古本屋で面白そうな作品を探すのが私には ちょうど良いです。
普段はあまり読まないであろう作品にも、
気軽に手を伸ばせるのが古本の良いところです。




2017年11月27日月曜日

「Marcel and the Shakespeare Letters」



『Marcel and the Shakespeare Letters』
   Stephen Rabley 著
  出版社: Longman
  言語:英語
  16ページ





古本屋へ行ってきました。

今回、手に取ったのは、
Stephen Rabley 著 『Marcel and the Shakespeare letters』。

わずか15ページの小作品で、
全てのページにカラー刷りの綺麗な挿絵がある、読みやすい作品です。
多分、中学1~2年生程度の難易度かと思われます。


主人公は2匹のネズミ。
ネズミのくせに(ひどい言い方!)、良い家に住んでいるんですよ。

内容は、
イギリス暮らしのネズミと、パリ在住のネズミが(2匹は友達)、
古都ロンドンで繰り広げるアドベンチャーミステリーです。

わずか15ページですから、
話の展開に無理が感じられないこともないですが、
それでも、前頁から溢れ出る異国感が何とも良いです。


昨夜は枕元にこの本を持って行き、
ランプの明かりで読みました。
ネズミたちと一緒に、ロンドン気分を味わいました。





2017年11月25日土曜日

息子




久々に夫抜きで、坊ちゃんと おデート。


「大きくなったなぁ」と、
ぼんやりと息子の顔を眺めながら食事をしていたら、
「なに?」と真顔で聞き返されてしまいました。


身長は抜かされ、
足のサイズなんてもう26㎝。
私に似たのか、声変りしたら野太い低音になりました。

可愛い黄色い声で
「ママ~」と甘えてきた頃が懐かしいです。


それでも、
こうして私と二人で出かけるだけ、まだまだ可愛いものかしらね。






2017年11月21日火曜日

13回目の11月21日。





夕方、ソファで行き倒れておりましたら、
夫が13本の薔薇を抱えて帰宅。


11月21日は、私たちの結婚(式)記念日なのでした。


ヨレヨレの服を着て、半目で行き倒れている嫁・・・
花束を見て、慌てて飛び起きましたけど、
記念日をすっかり忘れていたのは、もうバレバレでありました。
(と言いますか、ほぼ毎年 忘れております)

夫よ、すみません。申し訳ない・・・


夫は結婚記念日には毎年、
結婚式で会場のデザインを担当して下さったフローリストさんのお店で、
薔薇の花束を注文してくれるのです。

今年の薔薇は一段と美しかったです。
セピア色がかったスモーキーなピンクで、
花一つ一つにボリュームがあるため、とても豪奢な花束でした。


薔薇が似合う嫋やかな大人の女性にならねば・・・と、改めて反省。


そんなことを言いながらも、
花束と一緒に夫が買って来てくれたケーキを、
たらふく頂いたのでした。




冬の幕開け




今朝、カーテンを開けたら、
昨夜から降り始めた雪が薄っすらと、庭を彩っていました。


まだ積雪量は多くありませんが、
空気は雪の日特有の冬の匂いがしました。





庭のリスも初冠雪。

この綿帽子を被ったような姿が可愛らしくて、
毎年 雪が積もると、リスのオブジェにカメラを向けてしまいます。



雪が積もると通勤や登校が大変ですが、
四季を感じられるのは幸せなことだとも思います。







2017年11月18日土曜日

「Life on the Refrigerator Door」



かなり前に、古本屋で見つけたビビットな一冊。


鮮やかなフューシャピンクに
エンボス加工のタイトル文字が可愛くて、
思わず手に取りました。


『Life on the Refrigerator Door』 Alice Kuipers著。

「冷蔵庫のドアの上の人生」。

パラパラと中を見れば、
タイトル通り、冷蔵庫のドアに貼り付けたメモで
コミュニケーションをとる母娘の話のよう。

・・・と言うよりも、
母娘が交わしたメモそのものが内容となっていて、
補足や説明文は一切無し。(あとがきを除く)
一文一文が短く余白も多いので、洋書でも読みやすそうです。

特に、娘が書いたメモは話し口調のような文章なので、
英語学習に役立ちそうだと思い、購入しました。




購入したことに満足してしまって、
本棚に放り込んだまま放置していたのですが、
『真田太平記』を読み終えて手持ち無沙汰になったので、
ようやくこの本を開きました。


そうしたら、どうでしょう。


ほぼジャケ買いだったので、
予想外の展開に度肝を抜かれ、最後は涙涙で文字が見えなくなる顛末に・・・。

日常的なショッピングリストで始まったメモは、
彼氏との関係を母親に相談するメモや、親子喧嘩の辛辣なメモなどを経て、
胸に迫る手紙へと変化していきます。

ネタバレになるのでこれ以上は書きませんが、
登場人物の親子の年齢設定が自分と近いだけに、
国と言語が違っても他人事とは思われずに、
涙無しには読めませんでした。


多分、高校1年生程度の英語力があれば読むことが出来る内容なので、
翻訳本ではなく、原語で読むのが良いと思われます。

日本語の美しさを完全には英訳することが出来ないのと同様に、
例えば作中に出てきた「I couldn't have a more fabulous daughter.」という一文を
日本語訳にしてしまうと、読んでいるこちらが赤面してしまうような安っぽい内容に
成り果ててしまうでしょう。



本棚にお気に入りの一冊が増えました。







晩秋の庭




紅葉はピークを過ぎ、
すっかり落葉となった晩秋の我が家の庭。

掃いても掃いても、延々と落ちて来る葉っぱですが、
落ち葉に彩られた庭も嫌いじゃありません。


ところで、
プロムナードに置かれた丸いもの・・・ですが、
私の愛車のホイールです。

明日から雪の予報と言うことで、
夫がノーマルタイヤからスタッドレスタイヤに
履き替えてくれている真っ最中。


冬はもう目の前です。





2017年11月12日日曜日

夢のあと




とうとう・・・・、
読み終わってしまいました。

池波正太郎の『真田太平記』。



正直、読み始めた時は全12巻を読み切る自信がありませんでした。
頓挫することを想定して、
まとめて買わずに、一冊読み終えるたびに購入することにしたくらいです。

ところが読み始めてみれば、
これが どうしてどうして面白くてたまらないのです。

時代劇や歴史ものには、あまり興味が無かった私なのに、
合戦場面では、馬のいななきや兵たちのとよみが聞こえてくるほど。

今年は、入院やら通院やらで病院で過ごす時間が長かったのですが、
真田太平記のおかげで、待ち時間もさほど苦に感じずに過ごせました。


日本史好きの息子の影響で手に取った歴史小説。
ツワモノどもと疾駆する11カ月を経て、
気が付けば私もすっかり夢中です。

海外旅行も良いですが、国内の史跡巡りも楽しいでしょう。
関ヶ原や真田家ゆかりの地を自分の足で歩いてみようと計画中です。





2017年10月31日火曜日

地獄のMad Doctor 




ギャーッ!生首!!!



・・・ですが、
首だけと言えども、そこは女子。
サラサラのロングヘアは、毛先までお手入れが行き届いております。

本当に、うらやましいくらいのサラサラヘア。




捕れたて新鮮?な生首は、ランチボックスに詰めて・・・、






地獄のMad Doctorのお弁当になりました。





今日はハロウィーン。

今年の坊ちゃんの仮装は、「地獄のMad Doctor」です。
ドクター、若干 眠そうな表情ではありますが。


最近は日本の小学校でも仮装パーティーをするので、
衣装係として私も一緒に楽しませてもらっています。

昨日、チマチマと作っていた目玉は鎖にぶら下げて、
オサレなドクターのネックレスとなりました。




母の愛情弁当を持って、
ドクター、元気にご出勤・・・ではなく、登校しました。

ちなみにこの生首女子は、
紙粘土とヘアエクステで作りました。



小学校生活、最後のハロウィーンパーティー。
きっと楽しいパーティーになるでしょう。





2017年10月30日月曜日

ただ今、制作中・・・




紐付きの目玉・・・ギョロー。

朝からチマチマと作っております。


何に使うかは、完成してからのお楽しみ。
上手いこと出来上がるかな?








2017年10月19日木曜日

駆ける鹿のように




躍動的な鹿の絵の切り抜き・・・


この絵は、江戸時代初期の画家 俵屋宗達の筆によるものです。
百貨店のカレンダーの図柄を切り抜いて、貼りました。


何に貼ったかというと、





ズラズラ~とつなぎ合わせた楽譜の、
表紙と背表紙にあたる部分に、牡鹿と女鹿をそれぞれ貼りました。


毎年、2月に開かれるピアノの発表会。

演奏する曲が決まり、練習を始めたのですが、
手がカサカサで楽譜のページをめくることが出来ません。
サッ!サッ!と、弾く手を止めずにページをめくることが出来ないのです。

仕方が無いので、楽譜をコピーしてつなぎ合わせました。
これなら、ページをめくることなく、
楽譜を開いた状態で譜面台に立てかけ、練習することが出来ます。


曲は、
ベートーベンのピアノソナタ第19番ト短調op49-1 第二楽章です。

難易度は高くないのでしょうが、私にとっては難しい。
何が難しいって、リズムが・・・

楽器の演奏には、奏者の人となりが表れるとよく言いますが、
まったくその通りで、テンポの悪い性格が
そのまま演奏にも反映されているような気がします。

テンポ良く、まるで駆ける鹿のような躍動感で演奏できたら・・・

そんなことを思いながら、
鹿の切り抜きを貼りました。




まだまだスローペースな演奏ですが、
2月の発表会まで悔いのないように練習に励みたいです。





2017年10月6日金曜日

唐揚げポスター




息子が通う小学校のバザー。


今年は唐揚げのポスターを担当することになったので、
漫画『進撃の巨人』を頑張ってパクってみました。


題して、「感激の巨人」。


自称 おやじギャグ愛好家ですから、
ベタであればベタであるほど、ヨシとします。




『進撃の巨人』の第1巻の表紙絵を参考にしながら・・・

一応、食べ物の出店のポスターなので、
超大型巨人は爽やか+可愛らしさを意識して描きました。(嘘)
まぁ・・・あまり怖くなり過ぎないようには気を付けたつもりです。



ポスターのサイズはかなり大きいです。
縦 62㎝、横 87㎝ あります。

「進撃の巨人」好きな息子が喜んでくれました。






女の子向けに、
有名な熊をモチーフにしたポスターも描きました。
喰い散らかしておりますけれども。



ですが、個人的に一番のお気に入りはこちら。



カップ入りの同胞を手にするニワトリくん。

息子には「気持ち悪い」と言われ、
夫にも「子どもが泣きそうだ」と言われ散々ですが、
インパクトはある・・・と思います。

逆に食欲が失せてしまうでしょうか。


何はともあれ、ミッション達成。
バザーが賑わいますように。






2017年9月18日月曜日

花愛でる男子。




息子が活けた生け花作品を見に、家族で「池坊展」へ行ってきました。


息子の作品が出展されるのは、これが二回目です。

前回は男性的で大胆な活け方でしたが、
今回は蛇竜柳で他の花材を囲む様な、
まとまった活け方でした。

どんな思いで活けたのでしょう。

本人に聞いても教えてくれないので、
隣にいる息子の顔と作品とを交互に眺めながら、
想像するよりほかありません。





こちらは先生の作品。
静かながらも躍動感があって、本当に美しいです。

ちょうど先生が会場にいらっしゃったので、
私も息子と一緒に生け花の歴史や変遷を教えて頂きました。

15分程度の御講義でしたが、
新しい発見や驚きが満載の内容で、
とても有意義なひと時となりました。


息子は今後も生け花を続けたいとのこと。
スポーツも良いですが、
伝統文化を学ぶのも良いことだと思いました。





2017年9月11日月曜日

BOXティッシュカバー(洗面所用)




作り方を忘れないうちに、もう一つ作りました。
ボックスティッシュのカバー、吊り下げタイプ。
洗面所で使う予定です。


木立模様と小鳥柄の布を、半分ずつ使ってみました。
紐も、裏と表でこの二種類の布を使用しました。



家中のありとあらゆる場所にボックスティッシュを置いているので、
全てにカバーをかけるとなると、まだまだ作らねばなりません。
同じものばかりでは飽きそうなので、
今度は別のタイプのカバーを作りたいと思います。





2017年9月10日日曜日

小鳥のお薬。




小鳥のグラシアス、初めて卵を産んでから二日が経ちました。


しきりにお尻を気にしたり、いきむ様な様子が見られるので、
病院へ連れて行きました。
小さな鳥は、上手く卵を排出できない「卵詰まり」という症状に
陥ることが多いので、元気そうに見えても用心に越したことはありません。


危険な状態ではないということでホッとしましたが、
注意深く様子を見てやらねばと思います。


褒めたり、おだてたりして、なんとか処方された薬を飲ませています。







BOXティッシュカバー(吊り下げタイプ)




吊り下げタイプのボックスティッシュカバーを作りました。
息子の学校用にする予定です。


息子、鼻の粘膜が弱くて、
疲れたり暑すぎたりすると、すぐに鼻血が出てしまうのです。

もうすぐ運動会なので、練習のために連日 外で過ごす時間が長いこともあり、
最近は一日に何度も鼻血が・・・。
机の上に血だまりができるほど出血するので、
クラスの子たちには怖がられ、先生にも心配されて、
ボックスティッシュを抱え込んで授業を受けています。

「机の横に吊るして、ササッとティッシュを使えるようにしたい」と本人が言うので、
家にあった残り布で、慌ててカバーを縫いました。
7年くらい前に買った「カーズ」のワッペンも引っ張り出して。

ワッペンなんて、もう使うことが無いかな・・・と思っておりましたが、
この夏、折良く「カーズ3」が公開されて、息子のカーズ熱が再燃したので、
これが最後のチャンスとばかりに使ってみました。



縫い目はガタガタですが・・・
これで少しは快適に授業を受けられるようになるかな。




2017年9月8日金曜日

私が間違っておりました。




ウチの可愛いコザクラインコのグラシアス。


フワフワながらも、キリッとした顔立ちで男前でしょう?
甘えん坊で本当に可愛いんです。


この三年間、可能な限りに甘やかして、
息子がヤキモチを焼くくらいに、この小鳥を王子様のごとく育ててきました。


男の子は人間も動物も、幾つになっても甘えん坊ですから~。





・・・と、思っていたのですが。





!?




タマゴ!!!



数日前から少し様子が違うなと思っていたのですが・・・
食欲も元気もあったので、とりあえず様子を見ていたところ、
今朝、グラオが小さなタマゴを一つ、生み落としたのです。


ゴメン・・・女の子だったのね。


数日前、当ブログでも「ウチのグラオはれっきとした殿方です」などと、
知ったようなことを書き連ねていたというのに。

グラオじゃなくて、グラ子、あるいはグラ美か・・・。



人生初の大仕事を終えた、グラオじゃなくてグラ美。




女の子と判明したからには、
育て方も変えていかねばなりません。

タマゴを生み過ぎると、
骨粗しょう症になったり、短命の原因になってしまうので。





こうやって、グラ美のお顔を改めて眺めてみれば、
なんともまぁ、女の子らしい可愛い顔立ちではありませんか。
(自分勝手な解釈)


この三年間、
男の子だとばかりに思って育ててきた小鳥がタマゴを産み落とした時には、
それこそ文字通り、腰を抜かすほど驚きました。








今年は漫画『ヒカルの碁』。




毎年、学校からPTAの回覧ノートが回ってきます。

ノートには、子どもの近況やら何やらを書かねばならないのですが、
文字で埋めるのがなかなか大変なので、
毎年、絵を描いてスペースを埋めています。

漫画禁止の家で育ったので、
別段 漫画やアニメが好きなわけでもないのですが、
授業中はいつもノートに絵を描いていました。
勉強から逃れるために・・・

昔も今も、絵を描くのは現実逃避の手段です。
不純な動機であっても、絵を描くのは好きです。



このPTAの回覧ノートには、
例年は息子の似顔絵や飼っている小鳥の絵を描くのですが、
今年は漫画『ヒカルの碁』の表紙を模写しました。

ヒカルの碁はウチの男たちが好きな漫画で、
その影響で息子は今、囲碁に夢中なのです。
攻略本を読み漁って、
「今年はサンタさん、囲碁盤をプレゼントしてくれないかな・・・」などと呟いています。




シャープペンシルで下描きをした後、
ボールペンで輪郭をなぞり、
色鉛筆で彩色しました。


腕の角度がおかしいですが、
描き直したって上手くいくかどうか分からないので、
もう このままで良しとします。
絵は難しいです。





最後に、余白に言葉を書き入れて完成。



毎年、面倒くさいなぁと思っていた回覧ノートも、
これでおしまい。

息子の小学校生活も、残すところ半年となりました。