2018年4月8日日曜日

初めましてのベーゼンドルファー




息子のピアノの発表会がありました。



今年は会場が変更となり、
いつもより大きなホール・・・

そして、ピアノはなんと、
ベーゼンドルファー(インペリアル290)でした。

その音色の美しさときたら、例えようがありません。
透明感がありつつも、深みもあり、
一音一音に艶が感じられました。


この美しいピアノで息子が演奏したのは、
ドゥシーク作曲「ソナチネOp.20-1 第二楽章」。
私の選曲です。

第一楽章のほうが派手で男性的な気もしましたが、
敢えて第二楽章をチョイス。
なぜなら、第二楽章は中盤でガラリと曲調が変わって面白いからです。
表現力が求められる一曲でもあります。

息子本人も、
物語性の高い第二楽章を楽しんで学んでいる様子でした。



真新しいブカブカの学ラン姿で演奏する息子。

サイズが大きすぎて、お腹の辺りがダブついていますが・・・
中学生になったことが嬉しくてたまらない息子は、
わざわざ校章バッジまで付けて学ランを着用です。


肝心の演奏ですが、
私の予想をはるかに超えて素晴らしく、ホッといたしました。

と言いますのも、
冗談抜きで先週までミスだらけの酷い演奏だったからです。
最後の一週間で、よくぞここまで!!と思うと、
我ながら驚いたことに、涙がこぼれました・・・。
我が子に感涙なんてしてる親は、私くらいのものでしたがね。
いいんです、親バカ万歳で。


なにはともあれ、ベーゼンドルファー。

世界屈指の名器で演奏できた息子は、
本当に幸せで、貴重な体験をさせて頂いたと思いました。





2018年4月2日月曜日

うさぎ追いし




先日、法事で久しぶりに夫の実家へ。

何度来ても、目を見張る大自然。


年々、村人は里に下りて行き、
今なお暮らし続けているのは、お年寄りばかり。
 若い人の姿はほとんど見られません。


・・・いえ、その実、
若者だけでなく、
人間そのものがあまり見られなくなりつつあります・・・。

私が嫁いできた14年前は、もう少し活気があったのですが。



就職先やお店が無いので、
どうしても住む人が減り続けているのが現状です。





帰路を照らす夕日。


夫の実家へ行くと、
いつもタイムスリップしたような気がします。

実家を後にし、
車を走らせ自宅に近づくごとに、
日常生活に戻って行くような、そんな感覚です。