2017年12月23日土曜日
『The Return of Sherlock Holmes』
『The Return of Sherlock Holmes』
作者;Sir Arthur Cona Doyle
出版:PENGUIN READERS
言語:英語
59ページ
Lv.3
推理小説と言えば、シャーロック・ホームズ。
またしても古本屋へ行って、簡単な洋書を購入してきました。
今回 読んだのは、コナン・ドイルの「帰ってきたシャーロック・ホームズ」。
本作は、予想以上に人気が出てしまった
シャーロック・ホームズに辟易した作者のドイルが、
作中でホームズに死を与えた(遺体は発見されず)にも関わらず、
読者の強い要望で、ホームズを復帰させた後の物語です。
ドイルはホームズに辟易していた・・・とのことではありますが、
読んでみればやっぱり、シャーロック・ホームズは魅力的。
ホームズを敬愛してやまない友人のワトソン君の目を通して、
ホームズの姿を読者に見せることで、その魅力は倍増しているようにも思います。
ホームズの知的な魅力満載の一冊でした。
さてさて、今年も残りわずか。
今年中にあと何冊読むことが出来るでしょう。
2017年12月16日土曜日
『Dracula』
『Dracula』
作者:Bram Stoker
出版:Penguin readers
言語:英語
72ページ(本文50ページ)
Lv.3
今回 読んだのは、かの有名な『ドラキュラ』です。
時代は19世紀。
ルーマニアのトランシルヴァニアにあるドラキュラ伯爵の古城から始まり、
ロンドン、フランス、そして再びルーマニアと、
舞台はヨーロッパ各地を転々としながら、
ドラキュラ伯爵と人間との凄惨な攻防戦が描かれています。
本文50ページという短さの中で、
主要登場人物8人が入れ替わり立ち代わり、
目まぐるしく各地を移動するので、若干 読みづらさを感じます。
ですが、
同じレベルの英語教育本でも、
ペンギンリーダースはオックスフォード社よりも単語数が多く、
表現も多彩なことから、なかなか読み応えがあります。
作品全体に行き渡る不穏な空気や血生臭さにゾクゾクしながら、
一気に読み終えました。
ところで、
写真で本と一緒に写っている可愛いコウモリですが、
これは7年ほど前に、夫がアメリカ出張に行った際に買ってきたものです。
ちょうどハロウィーンのシーズンだったので、コウモリなのでしょうが、
可愛らしくてお気に入りなので、年がら年中 棚に飾って楽しんでいます。
2017年12月13日水曜日
『ピアニストという蛮族がいる』
『ピアニストという蛮族がいる』
中村紘子 著
出版社:文藝春秋
言語:日本語
278ページ
ピアノの先生からお借りした一冊。
日本を代表するピアニスト、中村紘子さんの著書です。
世界各国のアクの強いピアニストたちの姿を、
ユーモラスに、そして真摯に描いた作品です。
有名なピアニストから、今は世の中から忘れ去られているピアニストまで、
何人もの芸術家の人となりや半生が紹介されていて、
とても面白い一冊でした。
中村紘子の著書を読んだのは、これが初めてです。
私が幼少期に教わっていたピアノの先生は中村紘子のことが大嫌いで、
いつも眉を吊り上げて悪口を言い連ねていました。
それなのに、中村紘子のコンサートには足繁く通っていたみたいで・・・
文字通り、「愛憎劇」といった感じでしょうか。
幼いころに中村紘子の悪口を聞かされていたこともあって、
私の中では決して印象の良いピアニストではなかったのですが、
本作を読んでガラリとその印象が変わりました。
一言で言うなら、「面白い!」。
そして明朗な文章に、中村氏の多彩さを感じました。
才能が豊かな方って、幾つも賜物をお持ちなんですね。
ピアニストのことを「蛮族」と表現してしまっている通り、
作中には「これでもか」と言うほど、
実在したピアニストたちの奇人変人ぶりが紹介されています。
と同時に、
偉人たちの強烈な個性への、中村氏の深い尊敬や愛情も感じました。
そして読んでいる私も一緒に、
ピアノや音楽を楽しむことの喜びを、味わえたように思います。
読後のピアノの練習は、いつも以上に熱が増しました。
2017年12月10日日曜日
『NEW YORKERS』
『NEW YORKERS』
O.Henry 著
出版社:Oxford University Press
言語:英語
52ページ
有名な作家、オーヘンリーの短編集です。
中でも有名な「賢者の贈りもの」や「最後の一葉」(この短編集には未収録)などは、
私も小学校の時に翻訳版で読んだ記憶があります。
それらの作品の印象から、
オーヘンリーは心温まる人情ものを得意とする作家かと思っていたのですが・・・
今回、オックスフォードから出版されている本作を読んでビックリ。
皮肉っぽいと言うか、風刺が効いているというか、
何ともスパイシーな短編を好んで書いていたのですね。
知りませんでした。
ただ、
皮肉の中にも、人への愛情や優しい眼差しが感じられます。
ため息まじりの乾いた笑いと共に読み終え、
5分後には何となくホロリと物悲しくなるような、そんな短編集でした。
2017年12月9日土曜日
『The Horse Whisperer』
『The Horse Whisperer』
Nicholas Evans 著
出版社:Pearson ESL
言語:英語
87ページ
ロバート・レッドフォード主演・監督で映画化された作品の原作。
(邦題『モンタナの風に吹かれて』)
作者はイギリス人ですが、アメリカでの取材旅行を経て、
イギリスに帰ってから本作を書き上げたようです。
有名雑誌の編集者である母と、弁護士の父を持つ裕福な少女。
趣味は乗馬ですが、友人と一緒に遠乗りに出かけた先で酷い事故に遭い、
少女も愛馬も、心と体に大きな傷を負います。
その傷を癒し、乗り越えるために、
モンタナの伝説的な調教師トムの元を訪れた母娘と馬、
そして調教師との心の触れ合いが描かれた作品です。
便宜上、「調教師」という言葉を使いましたが、
トムは馬の気持ちに寄り添い、語り掛け、馬の心を癒すことの出来る特殊な人物です。
映画を観ずに、何の先入観も無くこの本を手に取ったのが
良かったように思います。
と言いますのも、
読み終えてから映画について調べたところ、
映画と小説とでは結末が全く異なるようなのです。
映画を観てもいないのに断言してしまうのも乱暴な話ですが、
私は映画よりも原作の結末のほうが胸に迫るものがあると思いました。
牧場や乗馬に関する用語が多少 難しく感じられましたが、
全体的にはさほど難解な英語ではありませんでした。
ページをめくるごとに、
馬の息遣いを感じたり、大自然を吹き抜ける爽快な風を
頬に受けている様な感覚を味わうことが出来ました。
2017年12月4日月曜日
「Skyjack !」
『Skyjack !』
出版社:Oxford Univ Pr
Tim Vicary 著
言語:英語
71ページ
ここ最近は、洋書の多読に夢中・・・(簡単なものに限る)。
凝り性なので、何かにハマるともう、そればっかり。
またミシンをやりたいと思いつつも、読書から離れられません。
さて、本日読んだのは、『Skyjack !』。
タイトル通り、ハイジャックを題材にした小説です。
短編ながらも、登場人物たちそれぞれの立場の描写がなされ、
読後は色んなことを考えさせられました。
特に興味深かったのは、
アメリカ人とイギリス人の人物像です。
ステレオタイプと言えばそれまでですが、
両者の妙に頷ける特徴がシニカルに描かれています。
また、文中からは、
犯人グループが特定の国や宗教の人物たちだと印象付けない
配慮もなされていることが伺えます。
小作品ではありますが、なかなか重い内容でした。
2017年12月3日日曜日
「THE DEATH of KAREN SILKWOOD」
『THE DEATH of KAREN SILKWOOD』
Joyce Hannam 著
出版社:Oxford Univ Pr New版
言語:英語
56ページ
今日の一冊は、
アメリカで実際に起こった事故(事件)を題材にしたルポルタージュです。
オクラホマ州にある、
核燃料に関わる会社に勤務していたカレン・シルクウッド。
会社の安全対策の不備や隠ぺい工作などの事実に気付いたカレンが、
改善を求めて活動を開始した矢先に・・・・
ネタバレになるので、これ以上は書きませんが、
事実を元にしているだけに、
小作品であっても、何とも言えない恐ろしさが全頁から溢れています。
この事件は書籍だけでなく、映画化もされています。
私は小学生の頃に、教育テレビでこの映画を観て、
強い衝撃を受けたことを今もなお鮮明に覚えています。
初級者向けの簡単な英文になっても、その恐ろしさに変わりはなく、
夢中になって読み終えました。
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