2017年8月5日土曜日
「カーズ ~クロスロード~」
久々に映画館へ。
なんと、朝7時に家を出て、
7時45分上映の映画を鑑賞してきました。
こんなに朝早くに映画館で映画を観たのは初めてかもしれません。
鑑賞したのは、「カーズ クロスロード」(「カーズ3」)です。
息子はヨチヨチの頃から「カーズ」が大好きで、
本作もずっと心待ちにしていました。
私自身はジブリにもディズニーにも興味がなく、
アニメを映画館で観るなんて・・・と失笑してしまうくらいなのですが(失礼)、
この「カーズ」シリーズだけは別!(なんと自分勝手な・・・)
映像の美しさもさることながら、
全編にわたって描かれている人生の輝きとほろ苦さには、
我を忘れ、隣で観ている息子と夫の存在すら忘れて、
感動に浸ってしまいます。
今回の内容は特に、自分の年齢的なものと通ずるところが多く、
予想以上に胸に迫るものがありました。
ネタバレにならない程度に簡単に紹介すると・・・
かつて世界を感動と驚きで揺るがしたルーキーだったレースカーが、
輝かしい黄金期を経て成熟期を迎え、
まだまだ走れるぞ!という時に、最新型の新人レースカーが登場。
自分の力の陰りを他者によって知らされる苦悩と悲しみ、
そして、これまでの経歴が素晴らしければ素晴らしいほど、
自分が歩むべき道を自分自身で選択できない難しさが描かれています。
映画に登場するのは全て車ですが、
内容はまさに人生そのもの。哲学的でもあります。
「車のアニメ = 男児の映画」という先入観で遠ざけてしまうには、
実に勿体ない名作。
日本版エンドソングの
奥田民生さんの「エンジン」という曲もとても素敵です。
観終わった後、
息子は売店であれこれと悩んだ挙句に、
貯めていたお小遣いでカーズグッズを購入。
小学生にしてはなかなか高い買い物でしたが、
何年間も待ちに待った新作映画だったので、
息子にとっては良い買い物になったのではないでしょうか。
家族そろって映画鑑賞できたことも息子は嬉しかったようで、
眠る直前まで「またカーズの新作が出ないかな?またみんなで観たいね」と
興奮気味に話していました。