初冬の冷たい風が吹く中、
お散歩がてら、歩いて お香の専門店へ。
暑さが苦手な私にとって、
汗ばむ季節よりも、凍える季節のほうがお散歩に適しています。
古い呉服屋を改修したお店に入ると、
真っ先に迎えてくれるのが、この蒔絵のようなサイドボード。
お店の雰囲気とよく合っていて、とても素敵です。
店内には様々なお香の香りが漂っていますが、
不思議と香り同士が喧嘩することなく、
心地良い一つの芳香となっています。
どこを見ても感嘆のため息が出てしまうような、
美しい和の空間・・・ですが、
店内に流れているのはお琴や三味線ではなく、ジャズ。
これがまた、とても良いのです。
お香の知識が無くても、
香司さんの説明を受けながら試香することが出来るので、
戸惑うことなく自分の好みの香りを見つけられます。
お香は、線香や漢方香、塗香など、
多種多様な品が取り揃えられています。
このお店では、全て天然香料を調合してお香を作っているそうです。
ずらりと並んだガラスの薬瓶や、大きな乳鉢など、
眺めているだけでもワクワクしてきます。
香炉やお香入れなども、
新しいものから骨董品まで色々揃っていました。
あれこれ悩んだ末に、私も一つ購入しました。
自分用に・・・ではなく、夫へのプレゼントに。
普段、持ち歩けるように、匂い袋にしてもらいました。
夫は時々、頭が痛くなってしまうことがあるので、
頭痛に効く漢方香を選びました。
ヒノキが入った、スッキリとした香りです。
内服薬のような強い作用は望めないでしょうが、
気分転換になれば、と思います。